平成17年、母が有限会社アイが設立したとき、私は20歳でした。
当時通っていた学校を休学し、施設(グループホーム)に介護職として1年働きました。
その当時、建築デザインを勉強していた私にはとても刺激の多い日々でした。建築デザインという入れ物のデザインから、実際に建物の中で生活をするうえで、起こる様々なストーリーはまさに「暮らしのデザイン」と感じたわけです。
時は流れ、令和5年9月に、母のつくった会社を“引き継ぐ”こととなったわけですが、
母が設立した頃から時代が大きく変わりました。
「超高齢者社会・人材不足」
こう、窮地な状況だからこそ私たちの仕事の価値が際立つ時でもあると考えています。
一人一人の日々の暮らしをどうデザインし、どうつくっていくのか?
介護、看護に関わる職員が相手を思って優しい気持ちでつくる時間は、「暮らし」です。
これからも人と人とのつながりを大切にしながら、
介護がある暮らしのストーリーをつくっていきたいと思います。
『住み慣れた地で、その人らしい生活が過ごせるよう援助する。であい、ふれあい、ささえあいの考えのもと、豊かな暮らしができるようお手伝いする』